世界遺産の目の前に住んでいるSAMです。
今回は、広島に行ったらぜったい見るべき平和記念公園の10スポットをご紹介します。
修学旅行で行った事があるという方は多いでしょう。
しかし、何度行っても平和記念公園には、原爆ドームの他、慰霊碑や施設が60以上あります。その中から特にみておくべきスポットを厳選してご案内したいと思います。
是非このブログを参考にして頂き、戦争について、平和について考えて頂けるきっかけになればいいなと心から思います。
- Q.平和公園の行き方は?
- Q.見学の時間の目安は?
- 1 原爆ドーム
- 2 相生橋
- 3 平和の鐘
- 4 原爆の子の像
- 5 原爆供養塔
- 6 韓国人原爆犠牲者慰霊碑
- 7 原爆死没者慰霊碑
- 8 被爆したアオギリ
- 9 広島平和記念資料館
- 10 平和の門
Q.平和公園の行き方は?
A.広島駅南口から広島電鉄2号線宮島行き、もしくは6号線江波行きで約15分、原爆ドーム前電停(でんてい:広島市民がよく使う電車が停まる駅の事)を降りると、目の前に原爆ドームが現れます。
そこから南に7分ほど下っていくと平和記念資料館があります。
下記地図に平和記念公園の必見スポットに番号をつけました。
最低でもこの10スポットについては足を運んで頂き、平和記念公園を堪能してください。
Q.見学の時間の目安は?
A.平和記念公園の中で、上記No.9を除くスポットで約1時間、No.9の平和記念資料館は人にもよりますが、最短で1時間あれば回れます。ですがじっくり見て頂きたいという願いも込めて約2時間として計3時間は必要でしょう。
1 原爆ドーム
世界平和の祈りを込めた広島の象徴です。世界平和を訴えようと市民が働きかけ、1996年に世界遺産の登録が実現しました。まさにこの場所で起きた戦争の悲惨さ、平和の尊さを感じてください。
原爆は、ほぼこの原爆ドームの真上で爆発し、爆風をほぼ真上から受けた為、奇跡的に建物の一部が残ったと言われています。 保存のきっかけになったのは?の記事はこちら
夜には、明かりが灯され、昼間とは違い異様で恐怖を感じずにはいられません。
2 相生橋
この事実知ってから見に行くと感じ方も違うのではないでしょうか?
原爆ドームから川を越えると橋が見えますが、道路(相生通り)から橋が架かるこのT字地点が、米軍の原爆を落とす目標点とされたとの事。
実際は原爆ドームよりも東南の位置にある島内内科医院さんの敷地内に爆心地の碑が建てられていますので、この場所にもぜひ立ち寄って頂きたいと思います。
3 平和の鐘
核兵器と戦争のない世界を目指すシンボルとして作られた平和の鐘。だれでもつくことができます。平和の思いを込めて鐘をついてみましょう。ちなみに1996年には当時の環境庁の残したい日本の音百選にも選ばれています。
朝早くいくとカラーコーンで入り口を塞いでいて中に入れません。おそらく音が迷惑になるからだと思います。
この鐘をじっとみてみると何やら世界地図が・・・
「世界を一つに」の願いを込めて国境のない世界地図が彫られています。
4 原爆の子の像
被爆によって白血病を発症しわずか12歳で亡くなった佐々木禎子さんをはじめ、原爆の犠牲になった子供たちの為の碑。禎子さんが病気の回復を願い折り鶴を折り続けたことからそれがモチーフとなり作られたとの事。
像の頂上には折り鶴を捧げ持つブロンズ像が立つ。
5 原爆供養塔
爆心地に近いこの辺りでは多くの遺体が荼毘に付された。復興時の建設現場で発見された遺骨を含め身元不明や一家全滅など引取り手のない原爆死没者の遺骨を納めています。
上の写真右の石碑の後ろにある案内板には遺族が遺骨を探せるよう発見された場所や数が記されています。
6 韓国人原爆犠牲者慰霊碑
原爆の被害者は、日本人だけではありません。強制労働で動員された人、生活のために働いていた人など数万人の朝鮮半島出身者が犠牲になりました。おこには2千名以上の死没者の名が納められています。
「死者の霊はカメの背に乗って昇天する」という故事に倣った慰霊碑
7 原爆死没者慰霊碑
世界最初の原子爆弾が落とされた広島。壊滅した広島市を平和都市として再建することを念願して建てられて慰霊碑です。東京大学教授(当時)丹下健三さんが設計したもので、原爆犠牲者の霊を雨露から守りたいという気持ちから、屋根の部分がはにわの家型になりました。碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」という碑文が刻まれています。
中央の石室には国内外を問わず、亡くなった原爆被爆者の名前を記帳した原爆死没者名簿が納めらています。
この場に立つと何とも言えない感情が沸き立ちます。
そして原爆ドームとこの慰霊碑の間に平和の灯という碑があります。核兵器廃絶を願って1964年8月1日に点火された灯は、世界から核兵器がなくなるまで燃やし続けられています。台座は大空に向けて手のひらを広げた形を表わしていて平和の灯と名図けられています。
原爆死没者慰霊碑の真後ろは平和記念資料館で、原爆ドーム、平和の灯、この慰霊碑と一直線上に立っていることがわかります。
8 被爆したアオギリ
爆心地から1.3㌔で被爆し移植されたもので爆心地の幹が焼けた跡が今も残っています。被爆翌年の春に芽吹き虚脱状態であった人々に生きる希望を与えました。
説明版には、ボタンがありそれを押すとアオギリのうたが流れます。広島の願いはだたひとつ 世界中のみんなの明るい笑顔です。
9 広島平和記念資料館
被爆者の遺品や原爆の惨状を示す資料などを展示する言わずと知れた資料館です。中にはショッキングで目を覆いたくなるような資料もありますが、それが現実にあったということを目に焼き付けましょう。そして核兵器の恐ろしさと命の重みを感じましょう!
10 平和の門
爆高さ9メートル、幅2.6メートル、奥行き1.6メートルのガラス製の 10基の門が、75メートルにわたって平和記念資料館の柱と平行に立ち並びます。門とその足元の敷石には、世界49カ国の言語で「平和」の文字が刻まれています。
制作したのはフランスの芸術家クララ・アルテール氏と建築家ジャン=ミッシェル・ヴィルモット氏で、被爆60周年を機に制作し、市に寄贈しました。「平和の門」は、歴史を越え、未来に向かって開かれた記憶と希望の「かけはし」を表現しているのだとか。
広島にお越しの際は是非この門も見て下さい。平和公園の大通りを渡るので少し駅からは遠くなりますが、フォトジェニックなので、見る角度によって姿が違い、いい写真が撮れると思いますよ。
今回は、戦争を知り、平和について考えよう!広島県 平和記念公園の必見10スポットを紹介させて頂きました。
これ以外にも、それぞれに意味をもったいろんな碑があり、1度では全部見ることはできないと思います。
ただ、ご紹介したスポット10は、有名無名関係なく是非知って頂きたい場所なのでご参考になればとても嬉しいです。