自閉症の長男は、叱られている時に急に笑うことがあります。
そうなると余計に腹が立って叱ることもあるのですが・・・
公共の場で、急に大きな声を出したり、触ってはいけないものを触ったり、トイレ待ちをしていて終わった人に、「長いですね」と言った時、「ダメ!」の一言で片づけてしまうことがあります。
長男にとっては、それがなぜかが分からないという時があります。そうなると不安で大声を出したり、「ごめんなさい」と(おそらく)理由も分からないまま大声で泣き叫んでしまいます。
そうすれば私が叱るのをやめてくれると思うからでしょう。
なので、私が「これはこういう理由でダメなんだよ・・・・」と叱りつつ分かるようにしっかり説明をするようにしています。
ただ、顔は叱ったままで、こちらが真剣に言い聞かせていると、長男は急に笑い出すことがあります。
それも満面の笑みで・・・
そうなるとこちらとしては、余計に腹が立って叱ることもあるのですが、出来るだけそうなったら、やめようと努力をしています。
長男が笑った時、それは何故叱られているのかが、分かった時なんだと思います。
『駄目!』と言われ、何故叱られるのかが分からなかったのが、説明を聞いて理由が分かった時に、嬉しくて楽しいんだと思います。
まわりから見ると、「なんで?」と思われるでしょう。
でも、長男からすると、叱られた瞬間はパニックになりますが、叱られた理由に納得が出来れば楽しい気分になるという当たり前なことなのでしょう。
そう思うようになってからは、先ほども書きましたが、叱っている途中で長男が笑うと、一瞬余計に腹が立つのですが、「分かってくれているんだ」と思うようにして、そこからは次回にこのようなことがないように笑顔で注意することにしています。
これをしないと、叱られた記憶がずっとのこって、自信がなくなり、突然フラッシュバックして、急に泣き出してしまうようなことになってしまいます。
長男には、自分に自信をもって行動してもらいたいので、こういうことにはずっと向き合っていかねばなりません。しかしながらこのような対応が、親の勝手な解釈であり、実際はこうすべきでないということもあるでしょう。
私自身も不安でいっぱいです。
日々勉強ですね・・・。