ひまろぐ

暇なときに書いています

NHKスペシャル「自閉症の君が教えてくれたこと」を見て感じたこと

人とのコミュニケーションがうまくいかない自閉症の人が、どんな世界に生き、何を思っているのか・・・

自閉症の子供の心のうちがわからずに悩み苦しんでいる我々親たちにとって、これは永遠のテーマであると思っています。

でも、この番組の主人公である直樹さんは、自閉症のなかでもまれなタイプの方で、自著本の中で、「なぜ、飛び跳ね続けるのか?なぜ目をあわせようとしないのか? なぜ、関係ない言葉を突如、口から出してしまうのか?」などなど、自分の子供が感じている世界を我々自閉症の子供を持つ親に教えてくれました。

ビックリするのが、圧倒的な言葉の力です。

番組では、「我々親でさえ、子供に友達がいないと可哀想で気の毒と思っていましたが、それは全くの勘違い。。。悩むのは、本人以上に周囲の人々かもしれない」ということを教えてくれます。

「ひとはどんな困難を抱えていても、幸せを見つけることが出来る。僕たちは、かわいそうだとか、気の毒だと思われたいのではありません。ただみんなと一緒に生きていたいのです。みんなの未来と、僕たちの未来が、どうか同じ場所にありますように・・・」

スポンサーリンク

他人より劣るところばかり考え、自分を卑下することがどれだけ愚かを学びました。

健常者のエゴ・・・。

持っていないつもりで私が持っていた憎き心。

もし、息子がこのようなことを言わないまでも、思い続けているとしたらと思うとなんともいえない気持ちになってしまいます。。。

この番組を見て、ますます息子が愛おしく感じました。

思いっきり抱きしめてしまいました。