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日建学院 宮嵜先生の『2019年度 宅建試験の傾向と対策セミナー』を聞いてきた!Vol2

先日、日建学院YOUTUBE講義『宅建 みやざき塾』でお馴染み、宮嵜先生の『2019年度 宅建試験の傾向と対策セミナー』を聞いてきましたのでポイントを何回かに分けて書いていきたいと思います。

宅建に合格するなら今年しかない!それには大きな理由があります。それは何故なのか?

もちろん宅建試験には、1回で合格することが当然いいことです。ただ20万以上の受験者の中で上位15%に入るには、並大抵の努力では無理中とも明らか。。。

そんな中でも、宅建士を目指す人は、今年は絶対に合格しなければ理由があるんです。

それは・・・

もう色々な情報がネットでも掲載されていますよね。

そう、平成30年7月6日に、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律(平成30年法律第72号)が成立しました(同年7月13日公布)。法務省のホームページにも書いてありますが、『民法のうち相続法の分野については,昭和55年以来,実質的に大きな見直しはされてきませんでしたが,その間にも,社会の高齢化が更に進展し,相続開始時における配偶者の年齢も相対的に高齢化しているため,その保護の必要性が高まっていました。 今回の相続法の見直しは,このような社会経済情勢の変化に対応するものであり,残された配偶者の生活に配慮する等の観点から,配偶者の居住の権利を保護するための方策等が盛り込まれています。このほかにも,遺言の利用を促進し,相続をめぐる紛争を防止する等の観点から,自筆証書遺言の方式を緩和するなど,多岐にわたる改正項目を盛り込んでおります。

今回の改正は,一部の規定を除き,2019年(平成31年)7月1日から施行されます(詳細は以下の「民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律の施行期日」の項目をご覧ください。)。』とあります。

毎年10月第3土曜日に実施される宅建試験は、その年の「4月1日現在施行されている規定」に基づいて出題されるそうです。

そういえば、平成30年度の宅建試験問題用紙の第1ページには、「3 適用法令」として、「問題の中の法令に関する部分は、平成30年4月1日現在施行されている規定に基づいて出題されています」と書いてあります。

ということは、2019年10月に実施される試験は、2019年(平成31年)4月1日現在で施行されている現行民法で出題されることになります(新元号は5月1日から)。

よって2019年の宅建試験は現行の民法で施行されている規定に基づいて出題される最後の年となるわけで、改正民法は、2020年(新元号2年)4月1日から施行されますので、その年の10月に実施される宅建試験は、改正民法に基づいて出題されます。

明治以来、約120年ぶりとなる「債権関係」を中心とした今回の大改正は、ルールの現代化に対応すべく判例・学説の見解が多く採り入れられています。「100年に1度の大改正」といわれるように改正項目は実に約200項目にも及び、現行民法にくらべ、より具体的かつ詳細な規定になるわけです。

そもそも宅建試験は、基本事項をしっかり押さえ、過去問をどれだけ多く勉強したが合否のカギになるといわれます。

ということは、この民法の大改正を受けて、2020年の試験は前例のない問題から、新しい民法の考えで答えを導き出さなけらばならないことになります。

前例がないんですから、2020年用の参考書なども色々な情報が掲載されますし、動画などでもこれが出る、あれが出るとなり、今まで以上に覚えることが多くなり、受験生は大変な思いをすることになります。 そうならないためにも、現行法で出題される今年に何としても合格をしなければならないのです。

次回のブログで書こうと思っているのですが、宮嵜先生曰く問題自体も、昔は暗記で対応できた問題が、ここ何年かで質が高くなり、学び方を変えなければ合格は難しいと言っていました。

2020(新元号2)年からの民法の勉強は間違いなくとても大変です。

そのために1日でも早くスタートする事が大切です。一緒に頑張りましょう!

以下 ご参考

改正相続法は、一部の規定を除き、2019年(新元号1年)7月1日から施行されます。

施行期日は以下のとおりで、段階的に施行されます。

① 原則的な施行期⇒2019年(新元号1年)7月1日 ② 自筆証書遺言の方式緩和⇒2019年(平成 31年)1月13日 ③ 配偶者居住権・同短期居住権の新設等⇒2020年(新元号2年)4月1日

ということは、2019年の試験範囲となるのは、②「自筆証書遺言の方式緩和」(改正968条2項)です。

2020年(新元号2年)の試験は、①②③すべてが試験範囲となりますので、「債権法」とあわせて相当量の勉強が必要となります。

過去記事はコチラ↓

令和元年度宅建士試験のスケジュール

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日建学院 宮嵜先生の『2019年度 宅建試験の傾向と対策セミナー』を聞いてきた!Vol4